農業福島園

当園は、福岡県宗像市で、農薬も化学肥料も使わない米作りをしている農家です。

園主である私は、大学を卒業した2008年・22歳のときに、農家である祖父母の後を継いでお米作りを始めました。以来、地域に根ざした百姓であること、顔の見える生産者であることを大切に考え、安心して美味しく食べられるお米作りに取り組んでいます。

農家である祖父母の姿を見て農業に興味を持った私は、九州東海大学(2008年度より東海大学に統合)の農学部へ進学しました。同学は、日本でも有数の農業県である熊本県の阿蘇にあります。

私の農業に対する意識は、大学での4年間に大きく左右されたと言えます。特に、専攻していた果樹園芸でブルーベリーと接した経験は、卒業後にブルーベリーを栽培するきっかけとなりました。また、熊本では畑作が多く、施設栽培なども盛んで、在学中はそういった農家のアルバイトに行くことも多くありました。この経験が、稲作農家である実家に帰ってきてからも野菜栽培に興味がある理由の一つになっています。

植物をどう育てるのかは、農家一軒一軒によって違います。私の場合は、大学での先進的な農学の見地に触れてきましたので、持続可能な農業や環境保全といった観点から農業を考えることが多いと言えます。そのため、植物を育てる上では農薬や化学肥料の使用に対する忌避感を強く抱くようになりました。実際に、農薬や化学肥料の有害性を示す事例をよく耳にしました。そのため、私は植物を育てる上で、農薬や化学肥料を使わない前提での作物生産を志します。

園主 福島光志

福島園の人

福島光志 ひとし

福岡県北九州市で育ちました。幼少期より祖父母の家によく遊びにいくうち、農家の生活に興味を持ち、高校在学途中から祖父母の家に移り住み、その働きを間近で見てきました。高校卒業後は、熊本の大学へ進学して学問としての農業を学び、卒業後に地元に戻り、祖父から仕事を教わりながらの農業生活が始まりました。

無農薬での稲作も勉強の日々ですが、ようやく農業としてやっていけるまでになってきました。今ではお嫁さんをもらうことができ、一緒に仕事をしながら生活ができるので本当に幸せです。これからももっと稲作を勉強しつつ、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいと思います。


福島佐央理 さおり

生まれ育ちは、福岡県の八女市です。八女はお茶が有名で、私も小さい頃から毎日飲んでいました。食後の熱~いお茶は絶対にかかせません♪

高校生の頃に、「食卓の向こう側」という冊子に影響を受けて「食」や「環境」、「健康」などに興味を持ち、福岡教育大学では家庭科を専攻して勉強しました。縁あって光志さんと結婚し、農業福島園で仕事をしていくことになりました。農業に関心はあったものの、いざ田畑に出てみると知らないことばかりで、毎日新発見だらけです。サヨ子おばあちゃんに庭の花の名前から教えてもらっている程、ほんとに無知な私ですが、頑張っていきますので皆様どうぞよろしくお願いします。